白山春スキー(2702m)    戻る


2014年5月17日

 メンバー 僕


別当出合2:53〜中飯場3:25〜甚之助小屋4:18〜弥陀ヶ原4:59〜室堂5:33〜山頂6:21〜6:35〜甚之助小屋6:56〜中飯場7:23〜別当出合7:43


今シーズン6か月にも及んだスキーシーズンの最終戦にしようと白山に出かけた。白山の神様に感謝のお祈りとスキー終了の報告をするためだ。前夜チャリを積み
市ノ瀬に向かった、ラッキーな事にゲートが開いていて通行止めが解除されていたので別当出合手前まで車で行けることができた。時間短縮ができて有難い。
一人車内宴会して就寝。夜中に数台の車が到着してきた。


夜中2時に起きて準備をする、外はガスがかかり真っ暗だがそんなに寒くない。板を担いでスタート、路肩には数台の車が止まっており車中泊している。暗闇のガスは足元しか
見えないが雪のない登山道を兼用靴でガツガツと登る。歩きにくく苦労するが中飯場辺りから残雪が出てその上を行く。藪に板が引っかかって辛抱の登りだったがしばらく進み
標高1650m辺りから藪は雪の下になりどこでも歩けた。シールでドンドン登り甚之助小屋でようやく明るくなり始め空も抜け視界が開けた。

小屋から上は氷化斜面でクトーを付け進み南竜分岐からエコーライン目指しトラバースする、クトーをガッチリ効かせながら沢に合流した。弥陀ヶ原に上がる前に手袋を変えようと
脱ぐと右手人差指が血だらけだ。スリップした時切ったようで薄暗くて分からなかった、どうりでヒリヒリしてた。後ろを振り向くと雲海が広がっており甚之助から下は雲の中だ。
弥陀ヶ原に乗り上げると強風が吹き寒い、山頂部はもっと風が強そう。ハイマツに隠れて防寒対策をする。フリースを持ってきて正解だった。

室堂に着くとさらに左からの風が強い。山頂へは雪が繋がっている右側から回り込んで行くことにする。トラバースして回り込むと風が収まってきたが山頂からの吹きおろしの風が
時々襲ってくる。高度を上げるとクトーでは限界の斜面になりアイゼンに履き替える、板を担ぎ山頂近くに行くと猛烈な風が時折吹き体が飛ばされそうになる。寒い、神社裏も風が当たる。
凍えながら奥の宮の神様にお礼と無事故で過ごせた報告をした。記念写真を撮ったら板を担いだまま高度を下げ風の弱くなるところまで移動して滑降準備をした。

アイゼンで登ってきた急斜面もスキーならもう安心、エッジを効かし室堂に寄り写真撮影しカチカチな弥陀ヶ原は手漕ぎすることなく通過して登ってきたルートを滑った。
速攻で甚之助に到着。相変わらず下は雲の中で視界が悪い。GPSで軌跡をたどりながら中飯場上部まで滑降した。この辺りからスキーヤーや登山者とすれ違う 。
休憩したら板を担いで早足で別当に行き今シーズン終了。初滑りと締めの滑りを白山で行えたので満足のシーズンでした。

夜明け前の甚之助小屋。

弥陀ヶ原手前で振り返ると雲海が広がっていた。

山頂部は厳しそう、この斜面をトラバースして回り込んだ。

別山も雪が少なくなってきた。

強風で霧氷が成長している。

強風に耐えながらセルフタイマーでハイポーズ!

綺麗だ。。。

弥陀ヶ原のライブカメラ。いつもお世話になってます。

南竜山荘付近の雪解けも進んでいる。