メンバー 僕 妻 Tさん
2012年12月27日
赤岳鉱泉8:24〜峰ノ松目沢取り付き8:45〜(F1)9:10〜(F8)13:23〜稜線14:03〜赤岩の頭15:11〜鉱泉16:11
アイスクライミング初心者の彼女を鍛える為にTさんにお願いして八ヶ岳に出かけた。Tさんは僕のクライミングの師匠で
上級登攀ガイドの超ベテラン、海外登攀も豊富で僕は足元にも及ばないが僕の技術は師匠の技術。と言っても過言では
ない。忙しい中付き合ってもらえた。
初日はジョーゴ沢でトレーニングを行った、アックスの刺し方、足の蹴りこみ方、ロープワーク…みっちり指導、晴天とは
いえ−12℃の極寒でした。
翌日も快晴。鉱泉から登山道を下り峰ノ松目沢に入る、積雪は膝下くらいでラッセルしながら凍った沢を登りF1に到着。
滝は5,6メートルくらいのがF6まで続くのでサクサクと進んだ、F7からは垂直な氷壁となり面白くなるが彼女は緊張してた
師匠がリードし確保してもらい彼女は2番手で登ってもらう。昨日の訓練の成果が出てます、墜落することなくクリア。
しばらく進みF8のこの沢の核心に来た。高さは15m程で幅は広いがどこを登っても同じレベルで厳しい。
ここで敗退する人も多いが頑張って。
厳しいルートで氷が壊れ中々アックスとアイゼンが決まらなかったが僕と師匠は登り彼女の番。敗退も覚悟してたが
腕力の無さが上手いこと氷を壊さずに刺さり登ってきた。たいしたもんです。
氷の次はアルパインクライミング。慎重に稜線に出たらラッセルが待っていた、森林限界を出ると絶景でした。
ラッセルのスピードも速まり赤岩の頭に到着、絶景に見とれながら休憩。ここから鉱泉までは登山者が多く夏道より
立派で歩きやすいトレースを進み下山して山小屋で宴会した。
ジョーゴ沢での訓練状況。トップロープを張り安全確保。
ちゃんと足が決まってます。
装備は1級品です。
V字スレッドの講習、これに命がかかります。
夕日にそびえる大同心と小同心。
峰ノ松目沢のF1
F7に向かう。
垂直な氷壁をリードする師匠。
頑張ってください。
いよいよ核心です。
足を決めて左のアックスも決めてください。
終了して稜線へ。
絶景でした。